最近思うことがある。
凶悪犯、というと、こういう感じ。
あの人食いハンニバルのような、とんがったおじさんをイメージしてしまう。
でも、
このところ起こっている連続殺人事件の犯人たちは、
まったくとらえどころがないくらいの凸凹のない表情をしている。
こちらの彼も、
こちらの彼女も。
どちらかといえば、特徴のない、といっていいくらいの「まったくの平均値」の顔だ。
このことが、すごく心に刺さる。
彼らは、心の中の「凸凹」を、表面に出すことが許されなかったのではないか。
そういう経験をしてくると、
表情には「凸凹」がなく、
心の中だけで「凸凹」がたまってきてしまう。
そして、まったく思いがけないくらいに、破壊的に衝動的に、
人を殺したい、そして自分を抹殺したい激情にかられてしまう。
彼らのなかに、彼らの「凸凹」を認めることが許されていたなら…
あなたの周りにも、こういう「凸凹のない」表情の人はいませんか?
そして、あなた自身も「平均値」であることを、
「凸凹のない」表情であることを自分に強いていませんか…?