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人間の「無」と「有」を分かつものはなにか

前回の「少女終末旅行」のアンサーソングのような、
この本を紹介します。
 
エンデュアランス ──史上最強のリーダー シャクルトンとその仲間はいかにして生還したか】
著者:アルフレッド・ランシング
 

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みなさんご存知とは思いますが、1915年に南極大陸めざして出発したシャックルトン率いる
エンデュアランス号。
南極の海で氷に阻まれ、大破します。
 
「全員生還する」という歴史的な事実を知っていてもなお、
なぜ彼らは生きて帰ってこられたのか?
 
途中までは「あー無謀な旅に行っちゃったなーやめときゃいいのに」
というけっこう冷めた目で聴いていたのですが、
第1部のクライマックス、
犬ぞりでずっと旅をしてきた彼らが、
今度は海へと漕ぎ出すときに、旅の仲間であった犬たちとお別れしなければならない、という悲しいエピソードに、涙があふれました。
 
これ、「少女終末旅行」で愛車のケッテンクラートとお別れするシーンと重なる。
 
 
だって、絶対これ無理だよね?
死ぬよね?
 
私なんか、今の冬の北海道で、外で野宿しろと言われた時点で死にます(爆)
 
そう、なぜ生き延びられたのか、それはただひとつ。
 
「自分たちは誰一人欠けることなく生きて帰る」
という自信を、ひとりひとりが持ち続けたこと。
 
 
 
その強い思いが、「無」を「有」にしたんだよなあ。
 
「無」から「有」を生み出すこと。
 
これは私の永遠のテーマでもありますね…
 

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沈みゆくエンデュランス号を見守る犬たち。

#エンデュアランス号#シャクルトン