この本を紹介します。
【エンデュアランス ──史上最強のリーダー シャクルトンとその仲間はいかにして生還したか】
著者:アルフレッド・ランシング
エンデュアランス号。
南極の海で氷に阻まれ、大破します。
「全員生還する」という歴史的な事実を知っていてもなお、
なぜ彼らは生きて帰ってこられたのか?
途中までは「あー無謀な旅に行っちゃったなーやめときゃいいのに」
というけっこう冷めた目で聴いていたのですが、
第1部のクライマックス、
犬ぞりでずっと旅をしてきた彼らが、
今度は海へと漕ぎ出すときに、旅の仲間であった犬たちとお別れしなければならない、という悲しいエピソードに、涙があふれました。
だって、絶対これ無理だよね?
死ぬよね?
私なんか、今の冬の北海道で、外で野宿しろと言われた時点で死にます(爆)
そう、なぜ生き延びられたのか、それはただひとつ。
「自分たちは誰一人欠けることなく生きて帰る」
という自信を、ひとりひとりが持ち続けたこと。
その強い思いが、「無」を「有」にしたんだよなあ。
「無」から「有」を生み出すこと。
これは私の永遠のテーマでもありますね…
#エンデュアランス号#シャクルトン