どうしても開かない引き出しってありませんか?
ガタガタ開けてみるけど、なかなか開かない。
意外と、えんぴつがたった一本ひっかかっていただけだった。
そう、心の中に、開かない引き出しがある。
ものすごーく昔に、人に言われたひとこと。
それが心のどこかにひっかかっていて、
もう開けるのが嫌になってしまっている。
自分でガタガタと無理にこじ開けようとする。
でも、引き出しは壊れそうになって、まったく開きそうにない。
もう自分の力では開けられない。
心の中で絶望する。
でも、そこに、もう一本のえんぴつを持った誰かが通りかかる。
今まではずっとスルーしてきたけど、もしかしたら、これが最後のチャンスかもしれない。
「この引き出し、絶対開かないんですよ」
勇気を出して言ってみる。
「ああ、簡単ですよ。これはこうやればいいんです。」
その人は、引き出しの細い隙間からえんぴつを差し込んで、ひっかかってるえんぴつを取り外す。
いとも簡単に、あっけなく、引き出しは開く。
誰かに助けを求めてみよう。
誰かが、あなたにえんぴつを貸してくれるかもしれない。
そして、身の回りの誰かが、身動きがとれなくなっていることがありませんか?
そんなときは、あなたの一本のえんぴつで助けてあげよう!
もちろん、えんぴつじゃなくてもいい。
定規でも、コンパスでもいいかも。
あなたなら助けられるかもしれない。