パリの街って、とっても絵になりますよね!
建物ひとつひとつをよーく見ると、表にはいっぱい装飾の彫刻が施してあり、
わりと凸凹している。
一階のカフェの店構えはカラフルだし。
それぞれの建物の存在感を思いっきり主張してるんです。
でも、街全体に統一感がある。
実は、パリは街並みに規制をきめていて、建物の高さと色と、パルコニーの位置をそろえているんです。
逆にいえば、それさえ守ればなにをやってもいい、ということ。
統一感と、凸凹感が同時に存在しているのです。
いっぽうで、日本のビルは、というと、ご存知のとおり面白くもないツルッとしたビルで、しかも、統一感がないので街並みがバラバラ。
建物それぞれにはつるつるを求めながら、街全体は凸凹しているんです。
これって変だよね?
だから、私は凸凹をつるつるにするのではなく、
「どこかにきちんと線を引く」
ことが大事だと思っています。
それはほんとうに些細なことでいい。
「朝起きたら「おはよう」という」
とか、
「お昼ご飯はお弁当にする」
とか。
なにか自分の中できちんと決めた「線」さえ守れば、
あとは凸凹でもいいのよね。
他人におしつけられる「つるつる」より、
まず先に、自分の中の「線」をいっぽん、ひいてみよう。