ボウリング、やったことありますか?
そうそう、10本のピンを重い球をなげて倒す、アレです。
やってみると、意外と難しい〜!
まっすぐ投げたつもりの球は思い通りに行かず、
右にフラフラ、左にフラフラ。
いいところで曲がったり、いいところで曲がらなかったり。
でも、たまーに「パッカーン」とストライクが出ることがあり、
その快感がたまらないんですよね。
そして理論上は
ストライクを出したときの自分の体の動きを記憶して、
毎回同じ動きをすれば、毎回ストライクの「はず」、なんです。
これがまた、なぜできない???
あのときはこういうふうにボールをもって、
これくらいふりあげて、コースはあれくらいで…
というのを頭の中で繰り返してそれを再現しようとする。
再現したつもりだけど、やっぱり球はそれてしまい、
そこを微調整して…
というのを繰り返して、
最後に「なにも考えない」という状態になったときに、
また不思議と「パッカーン」とストライクが出る。
人生も、こういう感じ。
たとえば、あなたがコミュニケーションが苦手だったとしても、
ふとしたときに、「友達とうまく話せた!」という瞬間があるはず。
このときのことを思い出して、シミュレーションして、
もう一回やってみたら、またうまくいくかもしれない。
それがもしダメだったら、「どうしてダメだったのか」考えてみる。
声のかけかたが悪かった?
話した内容が悪かった?
そもそも話しかけた相手が悪かった?
そういうことを繰り返していくうちに、ふと無心で話してるときに
「パッカーン」とうまくいく。
人生のストライクはそう簡単には出ない。
それをコンスタントに出せるようになるには、
「イメージ」と「シミュレーション」と「繰り返し」
が大事なんですよね。