杉田水脈議員の発言がいろいろと話題に上っています。
こういう方の発言、ヒトラーもそうだし、トランプもそうだし、
昔からほんとうに利用されてきているんですよね。
「平均値である人が一番偉い」
という趣旨です。
実際に、税金は「平均値である人」を基準に徴収され、
そしてそれを「平均値ではない弱者」の方に配分する、ということで
世の中は回っています。
そうでなければ、税金を徴収する意味がないのです。
なのに、このしくみがうまく回れば回るほど、
「平均値派」の人はなんとなく面白くない気持ちになってくるんです。
その「面白くない」、という気持ちを巧みに操っているんですよね。
では、あなたはほんとうに「平均値の人」ですか?
髪の色、背の高さ、年収、家族構成、物の考え方、年齢、性的指向、etc…
そして、この日本でいくら「平均値」をめざしても、世界の標準でみれば少数派になることも間違いない。
実際は、杉田水脈議員のおっしゃるような「生産性の高い平均値」の人、なんて、ほとんど存在しないんです。
ひとりひとりに、凸凹はある。
その凸凹を大切にしながら、ひとりひとりの幅広い意味での「生産性」をあげていきたい、と思っています。