こんな兄弟がいました。
お兄ちゃんはとにかく感情の起伏が激しく、
一度怒り出したら手をつけられない。
いたずらばっかりして、親も先生も友だちも、いつも手を焼いていました。
いっぽうで、年子の弟くんは、
いつもにこにこ穏やかで、みんなから好かれる良い子でした。
友だちもたくさんいて、人気者。
先生たちも「こんなに兄弟で性格が違うなんて!」とびっくりしていました。
そんな彼らもどんどん成長していって…
ある日突然、登校拒否になってしまったのは弟くんのほうでした。
彼は、頑として学校に行こうとしません。
彼は、実は、お兄ちゃんを反面教師にして
「自分の感情を表に出さなければうまくいく」と思い込んでしまい、
自分の感情を表す訓練をまったくしていなかったのです。
すると、心がどんどん死んでいくんですよね。
そして、ある日の朝、起き上がれなくなってしまったんです。
そして、今多くの方が、弟くんと同じ状況に落ち込んでいると感じます。
「感情を表に出さなければうまくいく」、と思いこんでいませんか?
あなたの凸凹を、ちょっとずつ出していく訓練をしていきましょう!