実は、常々不思議に思うことがありまして。
たとえば、運動会。
先生の気まぐれで、あるいは出席番号順だったり、足の速い順番だったりで、
「君は赤組」「君は白組」と決められてしまう。
なのに、たとえば「君は赤組」と言われた瞬間に、
なぜか「赤組」が勝つことをめざしてしまい、
「赤組」の仲間のことを好ましく感じ、
「白組」に入っている人が嫌になったりする。
運動会の最後で「赤組優勝」!と言われると大喜び。
そして、「白組」に負けたら、がっかりしてむせび泣く。
でも、ちょっとまって?
もしなにかの気まぐれであなたが「白組」になってたら、
勝った組に(あるいは負けた組に)なっていたかも?
どうして、たまたま所属していた組が
勝ったり負けたりしただけで、
一喜一憂してしまうんだろう?
これは運動会の話だけど、それだけではなく、
たまたま通っていた学校が合わないこともある。
所属する部活動がいつも負けてしまうこともある。
就職した会社に全精力を注いで仕事をしても、結果が出ないことがある。
地域のコミュニティで、なぜか浮いてしまうこともある。
それって、実はあなたが悪いわけではない。
「所属する場所」を変えてみるだけで、
驚くほどぐるりと風景が変わることだってあるのだ。
あなたが、自分の凸凹を生かせなくて、息苦しさを感じるときは、
所属する場所を変えてみよう。
あなたの凸凹にあった場所が、必ずどこかにはあるのだ。